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基本方針

近年、社会の変化が加速度を増し、複雑で予測困難となっている中で、子供たちの健康課題はますます複雑化・多様化し、深刻化している。また、教育現場のICT化が迅速に進み、子供たちの学習環境も養護教諭の執務も、大きな変化の只中にある。

このような中、養護教諭は現代的な健康課題の解決に向けた重要な責務を果たすために、今後さらに専門性を高め、教職員や家庭、地域の専門家等と連携・協働して、学校保健活動の推進と保健室経営の充実を図っていくことが大切である。

そのためには、学校保健や養護教諭を取り巻く諸問題の調査研究を継続的に実施し、複数配置拡充等の要望や研修会、研究協議会、研究誌「瑞星」の発行等の研究・研修活動のより一層の充実を図っていくことが重要である。

子供たちへのより良い支援のため、全国各研究会との連携を密にし、学校教育を担う教育職員として、養護教諭の専門性をさらに発展させていくことを基本方針とする。

活動の重点

 研究活動の充実を図る
研修会、研究協議会、学校保健連絡協議会を通して、養護教諭の職務や子供たちの現代的健康課題の解決に向けた研修を行う。
 調査研究活動の充実・発展に努める
健康教育の発展を目指した研究活動の充実を図るととともに、学校保健や養護教諭を取り巻く諸問題について、調査研究を行う。
 養護教諭の資質能力の向上に向けた施策実現のための取組を継続する
養護教諭の資質能力の向上を図るための法整備等、様々な施策の実現に向け、日本養護教諭関係団体連絡会での活動も含めた要請要望活動を行う。
 全国養護教諭連絡協議会組織の盤石化を図る
全国組織として、会の適正な運営に努めるとともに関係機関との連携強化を図り、信頼性を高める。
 広報活動の充実を図る
会報の発行やホームページの充実に努め、学校保健並びに養護教諭に関する事柄について発信し、周知理解を図る。