近年、社会の変化が加速度を増し、複雑で予測困難となっている中で、子供たちの健康課題はますます複雑化・多様化し、深刻化している。また、教育現場のICT化が迅速に進み、子供たちの学習環境も養護教諭の執務も、大きな変化の只中にある。
このような中、養護教諭は現代的な健康課題の解決に向けた重要な責務を果たすために、今後さらに専門性を高め、教職員や家庭、地域の専門家等と連携・協働して、学校保健活動の推進と保健室経営の充実を図っていくことが大切である。
そのためには、学校保健や養護教諭を取り巻く諸問題の調査研究を継続的に実施し、複数配置拡充等の要望や研修会、研究協議会、研究誌「瑞星」の発行等の研究・研修活動のより一層の充実を図っていくことが重要である。
子供たちへのより良い支援のため、全国各研究会との連携を密にし、学校教育を担う教育職員として、養護教諭の専門性をさらに発展させていくことを基本方針とする。